2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

若葉の頃や

♪若葉の頃や あのひと言は 二度とは戻らない 甘いしぐさや 夢の続きは 誰も知らない 畠山美由紀 魔法はいつか解ける。 臆病風に吹かれていたのは、 何も私ひとりではない。 現実はテレビのマジシャンのように 鮮やかな手管を披露するでもなく、 あっけなく頓…

痩せ我慢

[rakuten:guruguru2:10022167:detail] ハードボイルドとは、一言でいえば「やせ我慢」の世界である。 バーではいつも孤独にグラスを傾け、 やたら女には慎重で、余計なことは一切言わない。 その実、いつかは胸に響く科白を吐きたいと思い描いている。 時代…

赤字転落

大相撲の優勝決定戦にはシラケた。 プロとして周りが見えてないのか。 仕切りでは朝青龍がめちゃくちゃ気合が入っていたし、 白鵬も何かを考えるようにしばらく蹲踞の姿勢を維持するなど、 久々に緊張感が漂う試合だったのに。 ふたを開けたらアレでは・・・…

流されてはダメ

立川談志曰く、「落語とは、人の業の肯定である」 であるなら、競馬も「人の業の肯定である」に相違ない。 今週の高松宮記念G1は、そんな競馬界における肯定の一人である 武豊「スズカフェニックス」から攻めても罰は当たるまい。 弾を上手く避けようとし…

夏川純「本当は26歳」

隠しておきたいことはいろいろある。 小生にもいくつか隠していることはある。 でも残念ながらどれもたいした事柄でもないので、 ましてや別に隠したくって隠しているわけでもないので、 結果的に隠してしまっているのだ。 「秘すれば花」という言葉があるが…

狸と煩悩

福岡空港からプロペラ機で胴体着陸もなく徳島へ。 まるでミッシングリンクのような旅も、 いよいよ終焉の地へ。 たゆとう棚引く薄雲と青く光る海を眼下に、 ほんの数刻前のネオンの川もついぞ幻夜と知る。 密かな期待の阿波踊りによる歓迎もなく、 レンタカ…

博多旅情

♪恋を拾って また捨てて いつも泣くのは 女だけ 夜の博多の 川あかり 消えてまたたく 別れ星 「最近じゃ川端より、釜山だよダンナぁ〜」 とのたまうタクシーの運ちゃんは兎も角、 川面にネオンがゆれる中洲川端を徘徊。 野口五郎のデビュー曲「博多みれん」…

春寒料峭

春寒の小夜の火桶を灰掻きつつ胸のおくがに汝が見ゆるかも 伊藤左千夫 福岡を基点に島根と徳島を巡る旅がらす。 ひさしぶりに羽根を伸ばすかと思いきや、 山陰の岐路分け入るほど列車の窓叩く雪、雪。。。 春寒にコートを捨てた我身に堪える。 一輌の敷居を老婆…

春は名のみの

水仙に春待つ心定まりぬ 高浜虚子 9回二死まで完全試合って・・・。 オープン戦とはいえ、 はやくも暗雲立ち込めるジャイアンツ。 同様、今週の競馬はいいところなし。 弥生賞はこのレースでは信用・実績がダントツの 武豊のアドマイヤオーラから。 二歳チ…

スノードーム

百瀬博教氏は格闘技「PRIDE」のプロデューサーとして有名だが、 かつて赤坂ニュー・ラテン・クォーターでの用心棒時代に、 力道山、石原裕次郎、長嶋茂雄らとの交流を綴った著書『不良ノート』が白眉である。 その厳つい風貌とは不釣合いなセンチメンタルな…