三崎めぐり

麦ふみクーツェ

麦ふみクーツェ


「麦ふみクーシュ」など童話のような美しい物語を書く
いしいしんじの「ごはん日記」を読む。
私的には、もうすぐ大きな賞をとるだろうと期待しているひとり。


もともと大阪出身だが、10年暮らした浅草を離れ、
神奈川の三崎に移り住む。
そこでの日々の日常をたんたんと日記風に綴る。
ヨコスカ出身の私としては、漁港の町三崎を再発見したような気持ち。
まさに目からうろこ。


彼は毎日近くの魚屋に行き、その日漁がった魚を買う。
その魚のなんと美味そうなこと。
思わず、今度買いにいこうかなと思ってしまう。
そして顔に似合わず、かなりの酒豪なのもいい。


彼は三崎ほど良い町はないという。
確かに都会とそんなに離れていないのにもかかわらず、
昔ながらの漁港が残っているし、
温暖な気候にも恵まれている。
もちろん魚も豊富だ。
逗子や葉山のようなネームバリューはないが、
その分静かだし、言われてみれば穴場かも。




さて、コスモバルクが62キロ背負っても、
札幌日経オープンに出走するという。
まあ、走るレースがないので仕方ないところもあるが、
それにしても過酷な斤量ではある。
けれど先だっての海外G1奪取に続き、
また伝説を創るのか。