中華丼
♪雨の香りこの黴のくさみ
空は鼠色 恋は桃色
一転俄に空は暗雲立ち込め、
いまにも雨の矢が落ちてきそうな午後。
遠く雷鳴が轟き、
足早に会社に戻る。
あー、それにしても、
世の中にはフシギなことがあるわけで。
ちょっと前も地下鉄ホームの先頭に向かって歩いていたら、
何かお盆のようなものを抱えている若い女性がいた。
「なんだ?」と思って近づいていくと、
ゲロロッ、中華丼食ってやんの。。。
地下鉄のホームに立って、中華丼に食らいつく女。
何が彼女をそうさせたのか。
何がそんなに空腹なのか。
彼女の人生にはいったい何が???と、
いろいろ思い巡らしちゃいました。
まあ、どーでもいいんだけどさ。
なんか切なさと哀しさと心苦しさが同調して、
やりきれない光景でしたッス。