![f:id:hajimechan:20060611102853j:image f:id:hajimechan:20060611102853j:image](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hajimechan/20060611/20060611102853.jpg)
夢の中の話は苦手だ。
夢の中で夢と気づいて目覚めようと格闘する。
やっとこさ起きると、そこもまた夢の中。
夢の中の階層を行ったり来たりする、
そんな辛い夢を見るのはご免だ。
幸福な夢もある。
夢と知りながら、その場所に留まりたい。
擦り切れた現実の隙間を癒してくれるような夢だ。
夢の中の人たちはみな優しく微笑む。
夢は個人の専売特許である。
土足で他人に入られたら、たまったものではない。
でも、誰かの夢にまぎれこむ欲望はある。
夢は夢と気づかずに見るのがいい。
朝焼けの陽光を浴び、
ああ、夢だったんだと思う一瞬がいい。